高齢の母のために格安スマホを購入した体験をまとめました。私自身も格安SIMやMVPなど何のことやら全く知識がありませんでしたが、いろいろ調べました。同じように知識がない方でも高齢者におすすめの格安スマホを選ぶ参考になればと思います。
なぜ、わざわざ高齢者に格安スマホを持たせようと思ったのか、とにかくセールス電話が頻繁にありましたし、詐欺の電話もかかってくるのが本当に心配でした。実際に私が電話を取った時は警察官を名乗り通帳を拾った等の話をされ、これは騙されるなと思ったものです。そこで、用心のために固定電話をやめようと思ったのです。
固定電話と格安スマホの料金を比べると若干ですが格安スマホの方が安いので節約にもなります。
肝心なことは、どこの会社の格安スマホを選ぶか?です。高齢者の特徴にあったプランを選ぶことが必須ですよ。ここでは実際に選ぶ際に気をつけたポイントなどを解説していますので参考になれば幸いです。
高齢者でも使える格安スマホの選び方
まず、格安スマホの使い道、使い方を整理すると良いと思います。
うちの場合ですが、 電話が使えるだけで良かった。 データ通信は必要なかった。 050番号は避けたかった。
家の固定電話の料金が月2000円弱でしたので、格安スマホしましたら、月700円ほど節約になりました。
選んだのは、イオンモバイル。
格安スマホ比較ランキングのウエブサイトはたくさんありますし、格安スマホの業者はかなり多いので、その中から選ぶのは一苦労です。
私の場合は、とにかく上に挙げた3点をクリアでき一番安い料金のところを調べました。
月額料金が安くても契約してから初めの1年の料金だったり、2年目から料金が上がるところもあるので、じっくり調べる必要があります。
大手キャリアが嫌だと思った点 私は10年以上、大手キャリアの携帯電話を持っていますが、2年縛りがとても気に入らないと思っていました。10年たっているのに2年ごとの更新期間を逃せば解約金を取られるのは納得いかないからです。プランもかなりわかりずらく料金明細を見てもよくわからないのが本音です。
そこで、格安スマホは縛りがないところを選びたいと思いました。
ここで注意したいのが、データ通信プランだと契約の縛りがないけれど、通話プランだと契約の縛りがある、という場合がある点です。
お年寄りに格安スマホを持たせたい場合、データ通信より、通話プランじゃないでしょうか?電話を使えてメールが出来ればいいくらい。インターネットを使いたいというお年寄りでしたら比較範囲が広がりますが、まずは電話メインのプランとして考えます。
電話が使える音声プランを比較しています。
イオンモバイル
通話ができる音声プラン。通信は0.5GB(500MB)にすると月額1220円 契約期間の縛りなし。 ※2022年現在はさらに安くなっています。
イオンモバイルは、「契約期間の縛りはありませんので、いつ解約しても契約解除料(解約金・違約金)は発生致しません。」と記載されています!
マイネオ
イオンモバイルと同様のプランを選択、通話可能な音声プランに500MBのデータで1,310円。 音声プラン+500mb ※通話料金は別途。
マイネオは、最低契約期間を設けていません。 「いいえ、最低利用期間は設定しておりません。ただし、ご利用開始月の翌月から12カ月以内に携帯電話番号ポータビリティー(MNP)転出される場合は、MNP転出手数料12,420円(税込)を申し受けております。※ 13カ月目以降は、MNP転出手数料が2,160円(税込)となります。」
トーンモバイル
トーンモバイルは050番号なら安いプランがありますが、050番号だと110番、119番の緊急電話がかけられないので却下です。
050番号で構わない場合でも、24ヶ月の最低利用期間があり解約には9,800円の違約金がかかります。
オプションとして090番号オプションが月額950円 いま使っている携帯番号を引き継ぐことができるMNP(モバイルナンバーポータビリティ)が利用できます。
かけ放題プランが月額750円。
050番号の10分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題になるオプションや留守番電話サービスなどもあります。
トーンモバイルの場合は選べる機種が決まっているようです。
楽天モバイル
通話プランは1年から2年の契約しばりがあります。契約解除料は9800円。
UQモバイル
最も安い、電話が使えるプランが1980円(税抜き) しかしm2年目になると料金が3000円近くになるので却下。 2台目以降は料金が割引になる家族割なるものがあり、大手キャリアと同じようだと思いました。
DMMモバイル
料金シミュレーションをしてみたところ、1140円でした。音声+データプランです。データは最も容量の低いプランで、通話料は別途加算されます。
契約期間の縛りはあります。利用開始日を含む月の翌月から12ヶ月後の月末日。
格安スマホを取り扱うところは他にも多くありますが、すべて確認して、
スマホが使えるか心配な高齢者には、イオンモバイルが最もお勧めだと思いました。
イオンモバイルがシニアにお勧め!高齢者が使いやすい理由
実際に格安スマホを比較して、速度とか機種のスペックより重要な点が他にあると思いました。
まず、うちの母親の場合、携帯電話さえ持っていなかったのでスマートフォンが使えなかったんです!!
しかし、新しものが大好きな父親は格安スマホでも料金プランの自由度が高いところが良かったんです!!
両親それぞれの特徴を考慮しても、イオンモバイルが最適だと思いました。なぜなら・・・
契約期間の縛りがない
高齢ですから、いつ亡くなってもおかしくないんです。ですから契約期間の縛りがない方がいいのですが・・・まぁこの件に関しては死亡した場合は解約にかんする違約金は通常発生しませんので、ほぼ全社同様だと思います。確認してませんが・・・。
料金プランがわかりやすい
大手キャリアの料金明細をみてもわかりずらいですし、説明を聞いても理解できないことが多々あります。イオンモバイルの料金プランは、通話のできる音声プランにデータ通信料を選ぶだけなのでシンプルだと感じました。
買い物へ行くついでにイオンモバイルをのぞける
まぁ、買い物でなじみがあるので格安スマホをイオンないのイオンモバイルは購入しやすいのではないでしょうか?
店頭なら即日スマホを渡されますが、1時間くらい待たないといけないので、忙しい方はネット購入が意外と便利です。必要なのは身分証明書のコピーとクレジットカードだけです。
わからないことは、チャットサービスがあるので、その場で質問ができて疑問を解決できます。何度も利用していますが、これはとても便利です。
イオンモバイルでは乗り換え(MNP転出)はできる?
既に携帯電話番号を持っている場合、電話番号そのまま転出が可能です。また他に動かす場合の転出も可能。
スマホが使いこなせなければ携帯電話を選ぶといい
イオンモバイルでどの端末がおすすめ? これは、迷いますね。じっくり選びました。
まず、 HUAWEI P20 lite 本体価格 31,800円 (税込価格 34,344円) ※「イオンデジタルワールド(WEB申込み)」での販売価格です。
中国製なので考えてしまいますが、これは現在価格コムや楽天市場でも人気の端末です。特にこだわりがない場合は、口コミ評価の良い無難な端末を選ぶと良いと思います。
ASUS ZenFone 4 Selfie 本体価格 29,800円 (税込価格 32,184円) ※「イオンデジタルワールド(WEB申込み)」での販売価格です。
それから、国産シャープの AQUOS sense lite SH-M05 本体価格 32,800円 (税込価格 35,424円) ※「イオンデジタルワールド(WEB申込み)」での販売価格です。
これら3点は、高校生の息子に選んだものでネットでの評判を考慮しました。そこそこのスペックのある端末です。
最安値1万円の端末 KYOCERA S301(ドコモ回線) Alcatel PIXI4(ドコモ回線)
やっぱりスマートフォンは使いこなせないならコレ! AQUOS SH-N01 本体価格 24,000円 (税込価格 25,920円) ※「イオンデジタルワールド(WEB申込み)」での販売価格です。 スマホは使えないお年寄りは珍しくないと思います。 でも、ボタン式のケータイなら、何とか使えるんです。
もし、スマホを触らせてあげてムリそうならケータイを選びましょう。
MNPの注意点
現在使っている携帯電話番号をそのままイオンモバイルに変更する場合、MNP予約番号が必要になります。 今まで使っているガラケーやスマホの電話番号をそのままイオンモバイルでも使いたい場合は、MNPの手続きが必要になります。
現在契約中のキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)に電話をかけてMNP予約番号をもらう必要があります。
イオンモバイルをウエブで申し込む場合、そのMNP予約番号を入力します。そうするとイオンモバイルで今まで使っていた電話番号を引き続き使うことができます。